給湯器の調子が悪い！故障かどうか確認してみよう！

ポイント1　故障かも…と思う前に、給湯器をチェックしてみましょう！

屋外設置型の給湯器がほとんどです。月に1度確認するように心がけましょう。

出典：http://www.noritz.co.jp/info/safety/gus/01.html

ポイント2　給湯器の故障の原因は、大きく4つに分けられます！

①寿命

給湯器は耐用年数があり、平均耐用年数は約8～10年と言われています。10年以上経過した給湯器が故障した場合に交換を勧められることが多いのは、一時的に修理しても耐久年数を過ぎた給湯器は再び故障する可能性が高いためです。給湯器の定期メンテナンスを実施する機会もなかなか無いため、なんとなく不調のまま使い続けて最終的には故障する場合がほとんどです。

②過度な負担

給湯器に過度な負担がかかるような使い方をすると、平均寿命を大きく下回って故障してしまうことがあります。「過度な負担」とは、従来以上にお湯を使う量が増えてしまうということです。給湯器に過度な負担がかかってしまうと故障に繋がってしまいます。

③凍結

雪が降るような寒い日に配管に溜まった水が凍結し、配管を破損させてしまうことがあります。配管は一度破損してしまうと修理が必要となります。

④雨の影響

大雨や台風の後などに、激しい雨や風の影響によって一時的に給湯器に不具合が起こることがあります。
給湯器は一定量の雨風を想定した上で設計されていますが、一定量以上の激しい雨風のときには給湯器内に雨が入り込んでしまい、点火しづらくなることがあります。古くなった給湯器では、内部のホコリやゴミが湿気ることでトラブルが発生しやすくなります。

ポイント3　劣化が進んでいる給湯器を使用し続けることは大変危険です。

以下の写真のように、排気口の周りが黒くなっている場合は、不完全燃焼をしている可能性があり、一酸化炭素中毒の恐れがあります。また、給湯器の外装下部がひどく錆びていたり、給湯器の下部が濡れていたりするのも危険です。

出典：http://www.sunrefre.jp/gas/life.html

点火不良？水漏れ？修理を依頼する前に症状を確認しよう！

①-1　点火不良とは

電源を入れても点火しない・ガスは入っているのに火がつかないなどが症状です。点火装置に問題が起きている可能性もあります。

①-2　点火不良の前兆とは

点火不良の前触れとして挙げられるのは、以下のとおりになります。

• 給湯温度が不安定
• お風呂のお湯が温かくならない
• 追いだきができない
• お湯が出るまでの時間が長い
• 正常運転よりも大きい音がする

出典：http://echigo-gss.co.jp/repair

①-3　点火不良の確認方法

点火不良かどうか確かめる場合には、リモコンにエラー表示が出ていないかどうか確認してください。給湯器に不具合が起きたら、エラーコードが表示されます。点火不良をお知らせしているあかしになるため、必ずチェックしましょう。

①-4　点火不良の原因

ガス給湯器の点火不良の主な原因は、電気系統の制御基板です。制御基板は点火の大もとになります。そのため、故障してしまうと点火しません。また、燃料をバーナーに点火して水を温め、お湯を沸かすお湯を沸かすしくみのため、点火がうまくいかなければお湯が出ることありません。修理か、または交換しなければならないでしょう。場合によってはガス放出時に開閉する電磁バルブの異常も考えられます。

②-1水漏れの原因

１、劣化による水漏れ

10年ほど経つと、内部の部品は劣化します。パッキンなどのゴム性の部品は劣化すると破損しやすくなり、水漏れを起こします。

2、長期間使っていなかった

旅行などで長期間使わなかった場合、給湯器内部の圧が高まっているために、水抜き栓から水を排出して、減圧します。お湯を出してみて、異常がなければ大丈夫です。寒い地域の方は、長期間放置すると水が凍結して、給湯器内部の部品が破損している場合があります。その場合は業者に見てもらいましょう。

②-2給湯器から大量に水漏れしている時の対処法

水抜き栓から大量の水漏れが発生している場合は、給湯器のコンセントを抜いて、給湯器のすぐ下にある給水バルブを閉めてください。(しかし、その間、お湯を使うことはできません)

給湯器修理の料金相場ってどれくらい？

修理費用の相場というのは、技術料1万円～というところが多いです。

また、それに修理で必要になった部品代がプラスされますが、その総額がどれくらいになるのかは、個々のケースによります。まず見積りをもらう前に、保証期間内であれば、無償で修理を受けられるので、保証期間内か否か確認しましょう。

配管のパッキング交換は、比較的少額での修理が可能ですが、給湯器全体の水漏れとなると、配管の部分だけでなく、メインの電子制御基板などの交換修理になるケースもあり、部品代と工賃で高額な修理料金となることがあります。

また、給湯器の購入から7年以上経過している場合は、修理で対応するだけでなく、給湯器本体の買い替え、取り付けも視野に入れる必要があるため、その場合は、新規の給湯器の本体代金、取り付け工賃などの料金がかかります。