安定しない給湯温度にお困りの方必見!4つの原因と対処方法!

シャワーや水道のお湯をきちんと温度設定しているのに冷たかったり熱かったりしていると給湯器の故障かと考えてしまうかもしれません。そのようなお困りに対して典型的な4つの原因と適切な対処方法を把握しておきましょう。ぜひ自宅の給湯温度を安定させるためにお役立てください!

安定しない給湯温度にお困りの方必見!4つの原因と対処方法!

水圧の変化

給湯器を使っているときにときどき温度が急激に下がってしまうというのを経験することは珍しくありません。給湯温度が安定しない理由として水圧の変化が原因になっていることがよくあります。安定した温度になるようにお湯が出されていたところで、他の場所でお湯が使用されるとお湯の水圧が低下してしまい、供給されるお湯の温度が低下してしまうことになるのです。シャワーを浴びているときにキッチンで洗い物をしたり、集合住宅の別の部屋でお風呂の給湯を始めたりするとお湯の水圧が低下して温度が下がることがあります。逆に周りでお湯を使用していた状況から停止すると水圧が上がって給湯温度が上昇することになるでしょう。一時的なものであって後から安定することが多いですが、水圧の影響を受けるという点は念頭に置いておくと良い点です。

ガス栓や給湯元栓が半開になっている

正しく給湯器を使っていないために給湯温度が安定しないことも珍しくありません。ガス栓や給湯元栓などが完全に開いている状態になっているのを前提にして作られているのが給湯器です。これらの栓が半開になっていると水やガスの供給が想定通りにならなくなってしまうでしょう。それが原因で温度が不安定になってしまうことがあります。特に頻繁に元栓の開け閉めをしている場合にはうっかり七分目程度まで開けただけでそのまま使用してしまうということがあるかもしれません。いつも給湯温度が不安定なわけではないけれど今日はおかしいというときには、ガス栓や給湯元栓を確認してみると解決する可能性があります。

センサーの認知ミス

給湯器の仕組みにはいくつか異なるものがありますが、どの場合にも共通しているのが温度センサーによって給湯温度を認識していることです。このセンサーが認知ミスを起こしてしまうと給湯温度が安定しなくなります。センサー自体の老朽化が問題のこともありますが、出てきているお湯とセンサーに触れているお湯が同じ温度になっていない場合や、温度差によって温度を検知しているセンサーの場合もあるので注意しましょう。ゴミなどによって温度が均一になりにくくなっていることがあるのでフィルターなどの掃除をすると解決することがあります。また、給湯器に貯められているお湯の温度と給湯温度が近いと認知ミスが起こることがあるので、両者の温度差を広げてみるのも良い対策です。

給湯器の寿命が近づいている

毎日使う給湯器が突然壊れてしまったらとても困りますよね。そうならないために知っておきたいのが、給湯器の寿命が近づいているサイン!以下のような症状が出た場合にはメーカーやショップにご相談ください。特に、給湯器の耐用年数と言われている約10年を超えて使用している場合はすぐに対処しましょう。

①お湯の温度が不安定

お湯を使っている最中に、急に水になったり、熱湯が出てきたりしたことはありませんか?使い始めはお湯の温度が上下するものですが、使っている最中にこのようなサインが出たら寿命が近づいているしるし。急に熱湯が出てきたらやけどをする恐れもありますので、早めに対処しましょう。

お湯の温度が不安定

②お湯がぬるい

給湯器は寿命が近づくと、火力が弱くなり、お湯の温度が上がりにくくなります。設定温度よりもお湯の温度が低いと感じたら、それは寿命が近づいているからかもしれません。お湯が出なくなる前に、ショップやメーカーに相談してみましょう。

③お湯の出が悪い

長く使っていると、だんだん給湯能力が落ちてきます。すると、同じ設定温度でもお湯の量が以前より極端に少なくなったり、お湯になるまでの時間が長くなったりすることがあります。このような症状も寿命が近づいているサインです。

④一部の機能が使えない

シャワーは使えるのにお湯はりができない、お湯はりはできるのに追い焚きができない、このような症状はありませんか?これも、給湯器の寿命が近づいているサイン。お湯はためないから大丈夫、追い焚きはあまりしないから別に良いとは思わずに、早めに対処しましょう。

⑤エラーコードが頻繁にでる

エラーコードが頻繁に出るということは、それだけ問題が発生しているということ。エラーコードが頻繁に表示されるが、しばらくすると直ってしまうという場合でも放置は禁物です。エラーコードに気づいたらすぐにショップやメーカーに連絡しましょう。

⑥異音がする

給湯するときにはもともと音がしますが、今まで聞いたことのないような音がしたら寿命を迎えたサインと考えられます。特に、以下の表の「ピー」などの笛のような高い音「ボンッ」などの小さな爆発音「キーン」というような共鳴音は要注意です。いつもと違う音がするなと思ったら確認してみましょう。

異音がする

出典:http://www.sazukahomesetubi.co.jp/gas.html

⑦黒い煙が出る

黒い煙は不完全燃焼を起こしているしるし。危険ですので、すぐに使用を中止してください。

外気温が低い日などは、給湯器から上方に上がりながら自然に消えるような白い煙が出ることがあります。これは水蒸気が冷やされて水滴となり、白く見えているだけなので問題ありません。ただし、空に上がっても消えずに残り続ける白い煙は要注意です。

⑧給湯器周辺がガス臭くなる

給湯器を使うと給湯器周辺がガス臭くなる、そんな経験をしたことはありませんか?これも不完全燃焼やガス漏れの恐れがあります。給湯器は外に設置しているから大丈夫とは思わずに、早めに対処しましょう。

⑨給湯器から水漏れしている

給湯器本体から水漏れしている場合、給湯器の内部や配管の接続部からの水漏れが考えられます。気づかずにいると、最終的には水が電気系統にまで達して電源が入らなくなることも。そのようなことになる前に、水が漏れているように感じたらメーカーなどに相談してみましょう。

給湯器から水漏れしている

出典:http://www.shinjo-kankoji.com/trouble/tr-10.html

まとめ

給湯器のお困りとしてよく見かけられるのが給湯温度が不安定になってしまうことです。水圧の影響であればある程度は妥協しなければならないですが、寿命が原因の場合には速やかな交換が大切なこともあります。元栓なども正しくなっていて、なお温度が不安定というときには念のため業者に相談してみると良いでしょう。センサーや部品の劣化などが見られる場合にはすぐに交換対応をしてくれて安全かつ快適に使用できるようになります。

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