ガス給湯器の価格の相場

私たちは普段から当たり前のように蛇口をひねってお湯を出していますが、これはすべて「給湯器」があるからこそなのです。給湯器がないと、まずお湯が出ないですし、洗い物は冷たい水で洗わなければならない。それに何より大事なことはお風呂に温かいお湯を張れないということです。

そこで、すでに給湯器が壊れてしまった方、そろそろ給湯器を購入してから時間が経っている方、古くなってきたので交換を検討している方のために、交換にかかる費用など、給湯器の交換に関して知っておきたい知識をまとめてみました。

給湯器の交換で一番気になってくるのは「交換にかかる費用」と「性能」ではないでしょうか。
「給湯器ってこんなに高いの？」と驚く人や「給湯器ってどれを選べばいいか分からない」と考えている人も多いかと思います。

また、給湯器の交換といっても給湯器メーカーや給湯器販売業者によって大きく値段が異なります。
そのため、ここでは給湯器の交換に必要な費用と金額の相場をご紹介します。

給湯器の中でもメーカーやタイプがたくさんありますが、同じ号数や機能であれば性能にそこまで大きな差が出ることはありませんので、価格や機能の好みで選んでも良いでしょう。

暖房機能が無いタイプ（20号、2人〜4人用）

• 給湯器+リモコン（追焚なし）：17～21万円
• 給湯器+リモコン（追焚あり、エコジョーズ）オート：32～37万円
• 給湯器+リモコン（追焚あり、エコジョーズ）フルオート：36～40万円

暖房機能があるタイプ（20号、2人〜4人用）

• 給湯器+リモコン（追焚なし）：33～35万円
• 給湯器+リモコン（追焚あり、エコジョーズ）オート：41〜43万円
• 給湯器+リモコン（追焚あり、エコジョーズ）フルオート：44～46万円

これはメーカー小売価格です。

号数やオート、フルオートでなぜ価格が異なるの？

まずはオートとフルオートの違いを説明します。

オートとは・・・

オートは自動湯はり、追い焚き、保温の機能は自動ですが、たし湯は手動です。
お湯はりや追い焚きの機能は自動でやって欲しいけど、たし湯は手動でも構わないという方はフルオートではなくオートの機種で良いでしょう。価格もたし湯の機能がない分フルオートより若干リーズナブルな金額設定となっています。

フルオートとは・・・

フルオートは自動湯はり、追い焚き、保温機能までの機能はオートと同じですが、フルオートになると湯量が少なくなった場合に自動でたし湯をする機能が付きます。全て全自動で済ませたいという方はこちらの機種がオススメです。

号数とは・・・

給湯器の「号数」とは、水温+25℃のお湯を1分間に何ℓ作れるかを表した数字です。つまり24ℓ出すことができれば、号数は24号となります。現在国内で製造販売されている給湯器の号数は5号～50号（業務用含む）です。この号数が大きいほど、給湯器は1分間に多くのお湯を作ることができます。

ですので、給湯器本体は「号数が大きいほど、1分間に作るお湯の量が増える」ので、号数の大きさで価格が変わってしまうのです。

ガス給湯器の工事費ってどのくらい？

標準工事（給湯器を同タイプ⇨同タイプに交換、配管や風呂釜の位置変更なし）の場合は、給湯器メーカーに頼んでも、給湯器販売店や施工業者に頼んでも、費用はだいたい３〜５万円が相場です。

給湯器の号数によって工事費用が変わることはありません。
ですが、給湯箇所の増設や、設置方法が異なる給湯器に変更する場合（据置タイプ→壁掛タイプ、壁掛タイプ→据置タイプ）、その他部品の交換等が必要な場合などは、別途その分の費用がかかります。

工事はどんなことをするの？

既存給湯器撤去・処分・新規給湯器取り付け替え・給水・給湯・ガス配管接続工事リモコン取付・リモコンコード・保温工事・試運転調整といったことをしています。

給湯器交換時にかかる時間は・・・

• 給湯専用から給湯専用　1～2時間
• 強制追炊きから強制追炊き　2時間半～3時間
• ※高所作業、特殊工事、給湯器移設に伴う配管延長工事、隣接タイプ（２つ穴）から（１つ穴）に給湯器変更の場合は異なります。

ガス給湯器を選ぶときのポイント

1.給湯器がどこについているのかを確認する

• 戸建住宅でも壁掛タイプのものと据置タイプのものがあります。
• アパート(集合住宅）ですとマンションの廊下など、ガスメーターなどが収められているパイプシャフト（PS）庫の中に設置されている「PSタイプ」、廊下の壁に埋め込まれる形になっていたり、扉の中に入っている場合もあります。また、ベランダの壁に設置され、本体の下から配管が出ているものは「壁掛タイプ」となります。

2.種類・機能を選ぶ

給湯専用器・・・キッチンやシャワーなどの給湯ができる給湯専用タイプ

ふろ給湯器・・・給湯＋自動湯はりや追い焚き機能を備えたタイプ

給湯暖房熱源機・・・給湯＋自動湯はりや追い焚き、温水暖房の機能を備えたタイプ。

※自動湯はりの中でもオート、フルオートがあります。

3.号数を選ぶ

給湯器は号数の数字が大きくなればなるほど、一度に大量のお湯を使うことができます。

※出湯量は配管条件や給水圧力などによって異なります。

また、号数はシャワーやキッチンの湯量にも影響するため、給湯器を選ぶ上でも重要なポイントになります。

「お湯の出る量が少ないな」「二か所で使用するとお湯の出が悪い」と感じている場合は、号数を上げることをオススメします。

基本的に給湯器の能力（号数）は、お湯の温度が上がりにくく、またパワーが必要になる冬場や
家族の人数、同時にどれだけのお湯が必要なのかを想定し、最適な号数を選びましょう。

また、給湯器選びで失敗をしないためにも是非、ご相談ください。

買い替えをお考えの際には、

ご家族のライフスタイルに合った給湯器選びが大切になってきます。

「お湯の出る量が少ないな」「そろそろ給湯器を買い替えたい」「すべて自動でやってほしい」「もしくは故障かな？」などなどと思ったときは、当社スタッフまでお気軽にメッセージもしくはお問い合わせください。

ご相談からお見積り、設置工事、その後のアフターフォローまで全力でサポート致します。